2004年10月14日

米大リーグ中継の“バーチャル看板”

1ca925a2.JPG米大リーグ、アリーグ優勝決定戦のテレビ中継に映るバックネットの看板が、CGで画像処理された“バーチャル看板”であることを10月14日付産経新聞が報道し、同日のCX「とくダネ!」小倉智昭のオープニングトークでも取り上げた。
それによると、NHKのBS1と総合テレビが放送している日本向け中継には、日本企業の“バーチャル看板”が入っており、米国、カナダへは別のバージョンの“バーチャル看板”が入るそうだ。
日本向け中継の“バーチャル看板”は日本の広告代理店が窓口になり、リーグ優勝決定戦とワールドシリーズをパッケージして推定値段は2000万〜3000万円だという。
とんだ片棒を担がされる羽目になったNHKは、14日の放送から盛んに「この放送はMLBの国際映像を使っています」とアナウンスし始めた。
ちなみに、右翼フェンスの「読売新聞」は取り付け看板で年間契約料約4億円とか。巨人戦の視聴率が低迷する中、メジャーに活路を求めた?“読売”だろうが、ダサイ看板で視聴者の評判も不評のようだ。
「魅力の少なくなった日本のプロ野球より、メジャーの方が宣伝効果が大きいと考えた」というクライアントのコメントも皮肉だ。
画像の上は“バーチャル看板”が入った生中継映像、下は“バーチャル看板”が入らないVTR再生映像。